子どもが部屋を片づけない。整理整頓ができない。
こんにちは
「強みで自立する子どもの育成と
女性のイキイキした人生をクリエイト」する
マザーズコーチジャパン代表理事の
佐々木のり子です。
本日は、思春期の子育てについて
「コーチングスキル」という視点で
某大手塾に執筆していた内容を
ご紹介していきますね。
今回は、
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『子どもがなかなか部屋を片づけない
整理整頓ができない』
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というお悩みについてです。
結論は、
【子どもにしてほしい行動モデルを
親自らが長期的に実践してみましょう】
です。
散らかっている子どもの部屋を見たとき、
親は「なんでこんなに汚いの?」と
イラッとする「感情」を抱き、「このまま片づけられないと
きっと社会人になって困るわ」という「思考」に至ります。
このように親の負の「感情」に対して、
「子どものためだから」という「思考」をつけてしまうと、
「こうしなさい」と決めつけた言い方で指示命令をし、
望むゴールとは逆のほうに向かってしまいます。
親が望む最終的なゴールとは、
子どもが自分で片づけられるようになること。
そのためには「反応する」のではなく、
「対応する」ことが重要です。
今回は、子どもに「してほしい行動」のモデルを、
親自らが行い、子どもに見せることで、
将来的に子ども自身で片づけられるようになる
「モデリングの技法」をお伝えします。
例えば、子ども部屋ではなく、
車庫など家族の共有スペースを一緒に片づけて、
「面倒だな」と子どもと同じ目線で気持ちを語りかけ、
「そうか、全部一度にやろうとせずに、
何回かに分けて少しずつやればいいんだ」と、
具体的にやり方を見せる、
あるいは「あなただったらどうする?」
と考えさせます。
上からではなく、対等な関係で接し、
子どもの頑張りを尊重する言い方や態度が重要です。
これらの技法を繰り返し行うことで、
子ども自身が片づける「技の引き出し」を増やし、
物事を選択して、行動するようにサポートができます。
即効性よりも、長期的な見通しを持って
気長に積み上げていきましょう。