こんにちは。
NPO法人マザーズコーチ・ジャパン
代表理事の佐々木のり子です。
あなたは「本人の人格を否定しないで
叱る方法」を知っていますか?
◎皆様からの質問
「4歳児の男児の母です。やんちゃで
いろいろなことをやらかします。
私もつい感情的に怒ってしまったり
いったいどう叱ったらよいのでしょうか?」
◆回答
3,4歳頃になると時間、空間、自他の区別も
できてくるようになりますが、まだまだしていいことと
してはいけないことがよくわからないので
しつけの時期でもあります。
子どもの自発性を引出し、子どもの考える力を
育むことは大切ですが、=「叱らない」ということではありません。
では、どんなふうに叱ったらよいのでしょうか?
「人と言動や考え方を切り離す」ことです。
数十年前、学校で生徒がナイフを持って暴れる
という事件が続いたことがありました。
その時に優秀なカウンセラーが行ったことは
子ども自体を非難したり責めたりせず
人と言動や考え方を切り離しました。
「今、君の中に『キレ男君』と『まさ男君』がいて
キレ男君が暴れているだけなんだ
キレ男君の気持ちを聞かせてくれるかな?」
人格を否定せず、言動や考え方が違うことを
客観的に見せる。
例えば、4歳児の男の子がママを繰り返し蹴ってきたとします。
まずは、その行動の奥になる気持ち(さみしい、甘えたい、
つまらないなどの感情語)を言葉にして伝え、
「甘えたいのね」と言いながらハグなどして受け止める
そのあとに「ママは蹴られるの嫌だな。〇〇ちゃんのことは大好きだけど
蹴ってくる『足太郎』にはしないでねって言っておいてね」
と〇〇ちゃんを受け入れ、行動は間違っていることを
教えていく。
5回のうち1回でもこんな対応ができたら
まずは大成功です。楽しみにながら
やってみてくださいね。