こんにちは。
「子どもたちの無限の可能性を広げよう!」
佐々木のり子です。
先週、ペアレンツコーチング研修
トレーニングを行いました。
今回のテーマは
「メール対応から始まる信頼関係の構築」 です。
私たちペアレンツコーチは、
相談者と対面で話す前に、
最初の接点としてメールでやりとりを
することが少なくありません。
この初期対応は、その後のセッションの流れや
信頼関係を左右する大切なステップです。
今回の研修では、ケーススタディをもとに、
「どのような言葉を選び、どんな姿勢で
返信するのが最適か」
を皆で考え、実践的に学びました。
今回、ケースとして取り上げたのは、
「子育て方針が違うご主人との関係に悩む
お母さんからの相談」 でした。
「夫と意見が合わず、言い返すこともできず
どうすればいいのか分からず苦しい」
という切実な思いが込められたメールに対して、
ペアレンツコーチとしてどのように応じるのがよいのか。
返信の内容ひとつで、
お母さんが「話してみよう」と安心できるか、
それとも「やっぱり分かってもらえない」
と感じてしまうかが決まります。
そのため、研修では以下の流れで学びを深めました。
・メールの文面をじっくり読み、
相談者の気持ちを想像する
・「何を伝えるか」ではなく、
「どのように受け止めるか」を考える
・共感を示しながら、相談者が安心して
話せる言葉を選ぶ
・次につなげるためのシンプルな
問いかけを加える
参加者の皆さんは、実際のメール文面をもとに、
相手の気持ちを想像しながら返信の文面を考えました。
「ついアドバイスをしたくなるけれど、
まずは相手の気持ちに寄り添うことが大事ですね」
「安心して話せるような返信の仕方を意識したいです」
そんな気づきや学びがたくさん生まれました。
私たちペアレンツコーチは、相談者の
「課題を解決する」ことよりも、
まずは「話してもいいんだ」
と感じてもらうことが大切です。
最初の返信でその安心感を届けられるかどうかが、
信頼関係のスタート地点になります。
実践を積み重ねることで自信が生まれる
「初回の返信が大切だとは分かっているけれど、
どう書けばいいか悩んでしまう」
そんな声もありました。
確かに、最初は「これでいいのかな?」
と不安になるかもしれません。
ですが、何度も実践を重ねていくことで、
自然と「こうすれば相手が安心できる」
と分かるようになってきます。
大切なのは 「学びを続けること」
「実践を繰り返すこと」。
熱い思いがあれば、それを形にする方法は
必ず身につけられます。
また皆さんと一緒に実践を深めて
いけるのを楽しみにしています!