こんにちは。
「子どもたちの無限の可能性を広げよう!」
佐々木のり子です。
先週の日曜日、
ペアレンツコーチ養成講座の講座を開催しました。
今回のテーマは「資質(才能)の理解」。
人にはそれぞれ、持った資質(才能)があります。
しかし、自分にとって当たり前すぎるがゆえに、
その価値を自覚しづらいものです。
逆に、自分にない資質(才能)はピンとこず、
どのように活かされるのかイメージしにくいこともあります。
だからこそ、資質(才能)を理解するためには、
「エピソード」がとても役立ちます。
たとえば、私の次男。
彼は現在、ウクライナに駐在しています。
「戦争を何とか食い止めたい!」という
強い信念を持ち、その思いを胸に
自ら希望して赴任しました。
そんな彼を見ていると、幼いころから
一貫していたある特徴が思い出されます。
彼は小さい頃から「自分で決めたい!」
という欲求がとても強い子でした。
家族旅行に行っても、
レストランの選択や観光の順番など、
細かいことまで自分の意見を持っていて、
それが通らないと少しずつ不機嫌になることもしばしば。
最初は普通に楽しんでいても、
時間が経つにつれてふてくされる表情になっていくのです。
親としては「協調性がないのでは?」
「わがまま?」「頑固すぎる?」と、
つい否定的な見方をしてしまうこともありました。
しかし、彼が17歳の時にストレングスファインダーの
診断を受けたところ、彼の上位の資質(才能)の
一つに「信念」があることがわかったのです。
それを知った時、私の中で彼の見え方が変わりました。
「頑固者」なのではなく、
「強い信念を持っている」のかもしれない。
自分の価値観に基づいて、自らの道を
切り拓こうとしているのだと。
子どもの行動をどのように捉えるかで、
その才能の伸び方は大きく変わるのだと、
改めて実感した出来事でした。
講座では、受講生の皆さんにも、
「ご自身の資質(才能)」や「お子さんの資質(才能)」について、
エピソードを交えて考えていただきました。
「そういえば、あの時のあの行動って…」
と、新たな気づきを得た方も多かったようです。
皆さんも、お子さんやご自身の「当たり前の行動」に
隠れた資質を見つけてみませんか?
視点を変えるだけで、
子どもの未来がより輝くものに
なるかもしれません。